1日の最後に入るお風呂ってとても気持ちがよくて、疲れも取れ、癒されますね。中にはお風呂の中で気持ち良さそうに歌を歌ったり、子供ならお父さん、お母さんのどちらかと一緒に入ってその日のことを話しあったりします。

お風呂はいわば「いこいの場」とも言えます。さて楽しいお風呂タイムが終わって、皆さんはバスタオルを当然使いますよね?そのバスタオル、使い終わった後ってどうしてますか?

床に置いたままとか、そのまま脱衣籠に入れたままとか、洗濯機に入れてしまうなどってことはありませんか?

バスタオルも毎日使うものですが、洗濯したある日、干してみたら「え~?なにこれ?黒いものがぽつぽつしている!」と気が付いたことってあるかと思います。毎日洗濯して干しているバスタオルに黒いぽつぽつしたもの、この正体って何でしょうか?

それは実は、「黒カビ」なんです!確かにバスタオルは毎日洗濯して、日干しにしています。なのにこんなに黒カビが増えてしまったのでしょうか?それには原因があります。

お風呂用に使われるバスタオルは、皆さんが体をふき取った時に体の汚れや雑菌を吸い取ってしまいます。それに風呂場は湿気が多いので、バスタオルが湿っていると黒カビがはえてしまうのです。

ですから綺麗に洗濯したつもりでも、実はバスタオルは黒カビを残したままなのです。じゃあこの黒カビを取るにはどうしたらいいのか必殺技をご紹介します。

要領は食器のこびりついた汚れと同じでいいのです。酵素系漂白剤を使いましょう。大きめのバケツにぬるま湯を入れて、酵素系漂白剤を溶かします。そこに黒カビのついたバスタオルを30分~40分ほど浸します。

浸して時間が経過したら、よく水洗いをして、固く絞ります。それから洗濯機にかけて洗ってみます。酵素系漂白剤を使ったことにより、あのしつこい黒カビはかなり落ちます。

カビは熱には弱いので、干す時には極力日当たりのいい場所を選ぶべきです。1日中日が当たる所なら何処でもかまいません。日光消毒をかねて長い時間干しておきます。そうするとバスタオルにこびりついた黒カビの威力は弱まり、かなり汚れは改善されます。

今度は再び黒カビを増やすことが出来なくするには、どうするべきかをご紹介します。

バスタオルは、なるべく家族共用にしないで、個人個人で使うことを心掛けましょう。まあ、現代は日本人もかなり清潔感に気を使っていますので、バスタオルを家族全員で共用することは少なくなりましたが、一昔前の大家族の時代は、バスタオルは1枚家族全員が使っていました。

一番最初に風呂に入る人は、綺麗なバスタオルで体が拭けても、一番最後の人は湿ったタイルで体を拭くことが当たり前でもありました。でもこれって現代式に考えれば、かなり不潔なんですね。

お風呂に入ったからと言って、家族全員綺麗になったとは言えません。ましてバスタオルを家族全員同じ物を使ってたとしたら、雑菌繁殖が凄いです。ますます黒カビを増やします。ですから家族共用は止めるべきです。

黒カビを出さないもう1つの方法は、お風呂から出た時、湿ったバスタオルを風通しのいい所を選んで干しておきます。これはハンガーでOKです。この簡単な方法で、黒カビ防止になるので、是非覚えておいてください。

誰だってバスタオルは清潔に、綺麗に使いたいですからね。