冬の暖房器具で、ガスストーブ、電気ストーブ、石油ストーブなど様々な形で、皆さん使用しているかと存じます。各自のストーブの使い方には拘りがあり、話を聞けば「う~ん、なるほど!」と納得させられることも多々あります。

ガスなら部屋中に熱が行き渡り、十分温まる、電気は洗濯干しとして活用できる(でもこれは大変危険なことで、火事の原因のナンバーワンです。)、石油はストーブの上で湯が湧かせる、調理が出来る(この行為も早くストーブを傷める原因です。)、ガスストーブより料金が安いなど、色んなメリットがあります。

でもそんな中で石油ストーブを使っているご家庭はまだまだ多く、決まった曜日に灯油の巡回販売者が回ってくる位です。

石油は価格の変動が激しく、暖冬だと安く、厳冬だと高くなる傾向にあります。でも車の免許がない人達にとって、巡回販売者が回ってくることは実にありがたく、玄関でポリ容器を用意していれば、止まって石油を入れてくれます。

18リットル約1,200円が相場と言えます。

石油ストーブを使っていますと、どうしても管につめた石油がなくなると、ポリ容器から新しく石油を管につめなくてはなりません。これって案外面倒で、寒い所でやるものですから余計に感じるのです。

でも皆さん、管に石油を入れてる最中に服を汚したことってありませんか?石油が服について汚れてしまうことは多々あるものです。例えば管に石油をつめすぎてこぼしてしまった時などは、服に石油がついてその上、あの独特の匂いまでついてしまいます。

石油は水で拭き取っても、何の効果もありません。匂いどころか、シミになってしまいます。そうならないためには一体どうしたらいいのか、簡単な方法はないのか調べてみましょう。

汚れたら、すぐに洗濯機へ直行!いいえ、これはNGなんです。石油は洗濯用洗剤では落とすことは出来ません。やはり何らかの形でまず応急処置をする必要があります。

方法としては、不要になったファンデーションのパウダーを石鹸水に浸し、石油の付いた部分を優しくもみます。石鹸水は少し泡立て、服が傷まない程度に再度もみ洗いします。

ですがここで注意しておきたいのは、石鹸では匂いまで完全に消すことが出来ません。匂いを消す場合には、他の方法があります。

石鹸の他に活用できるものは、皆さんが身近に使っている食器用洗剤です。食器用洗剤であれば、食器に付着した油汚れで十分対応していますので、それを使ってみてください。

ぬるま湯でも水でもかまいません。食器用洗剤を薄めて、泡立て手でよく洗いましょう。手荒れの気になる方は、ゴム手袋を使いましょう。

これで十分違ってきます。後は洗濯機に入れて、普通に洗えます。

少し手間のかかる作業ですが、服に石油のシミは残せません。汚れたら即実行です。

その他に注意しておきたいことは、石油で汚れた時に濡れたタオルは絶対に使用しないでください。乾いたタオルで拭き取ることをお勧めします。

何故濡れタオルがNGなのかと申しますと、服の素材によっては白いシミとなってしまう可能性があるからです。汚れるとどうしても慌ててしまいますが、ここは1つ食器用洗剤が十分役に立つことを覚えておいてください。