今は飲食店などで働いていますと、厨房にいる従業員は全員が制服用のエプロンをつけています。エプロンは昔主婦がつけているイメージが強かったのですが、外食業界ではそれが当たり前となっています。

白色のエプロンをしていますと、最初はよくても段々汚れが目立ってきます。特に厨房に入って調理をしている人たちは、調味料や油汚れなどでエプロンがどんどん汚れていきます。

休みにエプロンを持ち帰って普通に洗濯しても、蓄積された汚れを落とすことは出来ません。特に揚げ物を多く取り扱っていると、油汚れは酷く、独特の匂いやベタつきまで出てくる始末です。

しかし、油汚れは正直なかなか落とせないのが現状です。油のベタつきもかなりしつこくて、換気扇の掃除でも難儀するくらいです。

100%綺麗に落とすことは無理ですが、何とか綺麗に出来る方法をご紹介します。まずバケツに熱めのお湯(50度くらい)を入れ、その中に油汚れ専用洗剤を溶かして、汚れたエプロンを約2~3時間ほど浸しておきます。

そして汚れの酷い部分につきましては、洗濯石鹸を使ってもみ洗いします。手だけのもみ洗いでは手首などが疲れてきますので、使用済み歯ブラシなどを使ってこすってもいいでしょう。この作業は丹念に行います。

油汚れは、お湯で煮る洗い方が効果的と言われています。大きめの鍋に水を入れて沸騰させ、ぐつぐつさせた状態にするのがコツです。でもガスコンロを使っての煮洗いは、火傷の危険性がとても高いですし、常に様子を見ていませんと火事危険性も出てきます。

やはり一番いいのは昔ながらのあの「洗濯板」を使ってゴシゴシ洗うべきでしょうね。中腰で洗うのが大変ですが、汚れの酷い状態を放置しておくよりはましです。

自己流ですと、どうしても素人判断になってしまいますので、完全に油汚れは落とせません。ですが私のやり方もご紹介しましょう。私の場合、油汚れの酷いものは他の洗濯物とは一緒にせず、後から単品で洗うようにしています。

エプロンや割烹着(かっぽうぎ)などどうしても色の白いものは、汚れが目立ってどうしようもありません。仕方がないので、応急処置として換気扇の掃除で使っている「マジックリン」と「クレンザー」「食器用洗剤」を少し熱めのお湯に浸して洗っています。

勿論大きめのバケツを使います。でも上手く落とすことが出来ず悩んでいます。ですが洗濯石鹸を使うと少しは違います。100%落とすことは出来ませんが、今までの汚れのことを思えば何とか改善出来ます。

もうこれ以上自分でも対処出来ないとなると、クリーニングに出すしかありません。しかしクリーニングに出しても、頑固な油汚れは落とせないことが多いです。

飲食店で働いている皆さんは、店長とかに頑固な油汚れのエプロンや制服のことで相談は出来ないのでしょうか?やはり自分で洗うと言っても限界がありますので、制服やエプロンを新しいものに変えてもらうなどの話し合いも必要です。

それに油は汚れだけでなく、匂いもきついですからそれなりの対応は大変です。それでもどうしてもご自分でお試しになるのでしたら、洗濯石鹸を用意して、熱めのお湯で洗ってみることをお勧めします。