ご家庭で使う掃除用雑巾は、皆さん所々使い分けをしていますか?私の母は、特に雑巾の使い分けに拘りが強くて、マジックで雑巾に「台所」「トイレ」「ドア・窓」「換気扇」と名前を書いて使っています。

子供の頃、夏休みなどで母の手伝いをして、雑巾を使おうとしました。トイレの拭き掃除をしようとしたのですが、私の手にしてた雑巾は、実は台所用だったのです。すると母は、「ああ~、違う、違う!その雑巾でトイレ拭いちゃダメ!」と大声で叫んだのです。

「ちゃんとよく見なさいよ!この雑巾は台所に使うものなの!トイレなんかに絶対使っちゃダメ!」と激しく注意されたのを覚えています。

母から教わったことは、台所は食べ物を扱い、汚くなった所を清潔にする、そしてトイレは家族全員が使うので、特に汚い所だから丁寧に綺麗にすることでした。

主婦となった今、私も雑巾の使い分けを徹底しています。特にトイレと床専用の雑巾は週に1~2回は使います。使用済みのタオルを雑巾にするのが我が家のやり方です。作るのは簡単、ミシンで縫います。

床掃除は毎日やりますが、週に1回だけから拭きをしますが、案外ほこりで雑巾は黒くなります。それだけ部屋中にほこりが舞っている証拠です。

週1回のトイレ掃除では、便器や床など黄ばんだ汚れが雑巾につきます。換気扇の掃除は現代式のものであれば、「お手入れランプ」がつきますので、気づいたら掃除します。その後は油やベトベト、ほこりなどおおく雑巾につきます。

ドア・窓拭きでも、ガラスクリーナーを使って雑巾を使いますと、真っ黒になります。

さてここからが問題です。掃除で拭き掃除に使った雑巾を皆さんは、どう処理していますか?勿論そのまま放置なんてことはないと思いますが。

私は使い終わった後の雑巾は、風呂の残り湯で軽く洗います。そしてすぐに洗濯機に直行させます。そうすれば雑巾についた汚れがよく取れるからです。それでは「台所」「トイレ」「ドア・窓」「換気扇」の項目別に分けて雑巾の洗い方をご紹介します。

① 台所

台所の場合、テーブル、流し台、ガスコンロなど、実に汚れる所が多いです。ですから油や調味料などを拭きとることが多いので、ぬるま湯につけて食器用洗剤を混ぜて、もみ洗いします。

② トイレ

トイレは家族全員が毎日使う所です。結構便器とかの黄ばみ、床にはほこりがたまります。便器はトイレマジックリンで拭き掃除し、床は普通に水拭きします。黄ばみや黒ずみで汚れた雑巾を、洗濯用洗剤を溶かして、ぬるま湯に浸し、付け置き洗いをするとかなり落ちます。

③ ドア・窓

ドアや窓は殆どガラスマジックリンか、水拭きで雑巾を使いますが、黒い汚れがかなりつきます。雑巾についた黒い汚れは、お湯に石鹸水を混ぜ、もみ洗いすると取れます。

④ 換気扇

換気扇の汚れはとてもしつこく、油とほこりでぎたぎた・ネチネチです。雑巾を使った後、水やお湯で洗い流すだけでは全然汚れは落ちませんので、キッチンハイターを使い、ぬるま湯に30~40分浸してから、よく水洗いします。この汚れは落とすのに難儀します。

以上4項目の使った雑巾の洗い方について簡単にご説明させて頂きましたが、如何でしょうか?これらの処理を終えたら、すぐに洗濯機で洗えば、見違えるほど綺麗になります。

やはり汚い部分を常に拭き取る雑巾ですから、こまめに消毒しておきましょう!