私の配偶者の職業は、建築業で一般の木造住宅を建てる仕事をしています。夏場の仕事は大工には不利なことが多く、いつも汗だく、木くずだらけになってしまい、作業用のTシャツなどすぐにダメになってしまいます。

作業中についた木くずなど、本当にしつこくて普通洗濯では取ることなど出来ません。翌日洗濯しても木くずが取れていないので、配偶者は「木くずがささって痛い。」と言います。確かに木くずは鋭くて下手すると、出血する原因にもなりかねません。

これは私だけの知恵ではどうにもなりませんので、配偶者自身が夏場の作業服についた木くずと汗で汚れた時の応急処置についてご紹介します。

大工仕事は昔と違って、機械を使いことが多くなりましたので、木くずが作業服につくのは当たり前になりました。材木を機械でキーンと大きな音を鳴らして切る作業をするのですから、すぐに汚れてしまいます。

やはり作業中は木くずがつこうが、汗が出ようが着替えることは出来ませんので、そのまま作業続行しています。機械で材木を切ると木くずだけでなく、ほこりも舞うので、体全体が汚れます。

夏の暑い間は、配偶者は着替え用の作業着を何枚も持っていきます。もうこれは私服のTシャツまで作業着にしてしまうので、労働が激しいのですぐにダメになってしまいます。

そこで配偶者は、休憩時間に作業着を着替えるようにしています。まず応急処置として、木くずや汗で汚れた作業着を脱ぎます。そして水道水で汚れた作業着を、徹底的に洗います。少し面倒なことなんですが、木くずを水で洗い流しています。

その方法として、不要になった歯ブラシでゴシゴシ取り除きます。ですが木くずも案外細かく、しつこくて取り除くことが難しいです。

水道水だけではやはり木くずを取ることは難しいので、少量の洗濯用洗剤か、石鹸をつけてヌルヌル状態にします。そこでまた根気よく不要になった歯ブラシでこすり落とします。

水道水は常に流したままで、汗もかいてますので、木くずと共に汚れを落とします。そしてある程度木くずが取れましたら、また綺麗な水道水でよく洗い流して、絞ります。絞った後は日光に当てて干します。

夏の間は、洗濯機にかけなくても1時間もあれば乾いてしまって、すぐに着替えることが出来るようです。結局終日木くずまみれになりますから、配偶者はこの応急処置を何度も繰り返しています。

ですから石鹸と洗濯用洗剤(少量)をビニール袋に入れて、現場へ持っていきます。配偶者曰く「こういう手段しかない。」と話しています。

まあ男性が自分の作業着を洗うと、力が凄いですからTシャツがすぐに破れてしまうのも無理はありません。ですから安い作業用のTシャツを私としては買うしかないのです。

木くずは配偶者が昼間ある程度、自分で水道水で落としてますので、私の役目は洗濯機で洗うだけです。ですからそういう点では助かっています。

サラリーマンでしたら、木くずがついたり汗だくで汚れが酷くなることは、ありませんが大工は冷房の効いた社内で仕事する~なんてことはありませんので、暑い時期は本当に着替えが沢山必要です。

それに作業着にしているTシャツなど3ヵ月ももちませんので、それだけ労働が激しいのです。自分が出来ない場合は、配偶者の知恵で応急処置をしていることもあるのです。